なぜワーキングマザーは自分たちが少数派だと感じるのか。その3。

前回の記事で、ワーキングマザーが自分たちを少数派と感じる理由として考えられるものを4つあげました。


ここでは、

>4.自分と同じ感じで働いている人がいない

に着目して考えてみたいと思います。

前回も触れましたとおり、私の身近なところでは、フルタイムもしくはそれと同等の働き方をしているワーキングマザーが多いです。

ワーキングマザーとは言っても正規雇用で働いている人は少ないから、フルタイムワーキングマザーは少数派意識を持っているのではないか、という仮説も成り立ちます。

もしそうだとすると、ではパートタイムママたちは少数派意識を感じていないのでしょうか?


厚生労働省のまとめている白書「平成22年版 働く女性の実情」によりますと、

20代後半では正規雇用15%に対してパートアルバイトが17%、
30代前半では正規雇用17%に対してパートアルバイトが19%と

意外と差はないのです。(これより上の世代は差が開いていきますが。)


となると、フルタイムママから見ると多数派というイメージのあるパートママも、実は少数派意識をかかえているのではないか?という仮説が浮かびます。

それに、先の記事であげた2や3、社会制度的な問題や社会規範的な問題はフルタイムパート問わず当てはまりますよね。


加えて言うなら、フルタイムとかパートとかくくってみても、その中身は一枚岩では無いと思います。


例えば、私は時短勤務をしておりますので、ばりばり働いている方から見たら「フルタイム」の中にはとてもとても入られない気がします。(というか、われながら、フルタイムと名乗っていいのか疑問・・・)

パートやアルバイトと一言でいったって、その職種や就業形態は多様でしょう。


更には、

・実家が近いか遠いか

とか、

・だんなさんは協力的かそうでないか

とか、

・子どもは一人か二人か三人以上か

などなど、多種多様な条件を比較して、「あのひとと私は違うから」・・・と考えてしまうこと、ありませんか?
私はあるのですが(笑)

こうやって、果ての無い細分化が行われ、結局のところ、ワーキングマザーたちはみんながみんな少数派意識を抱えているのではないでしょうか?


では、専業主婦家庭の方たちはどうでしょう。私たちは多数派よ!と思っているのでしょうか。うーん・・・。私にはそうは思えない。
専業主婦の方たちも、「私たちって少数派・・・」という意識を実は抱えているのではないでしょうか。
時代の流れ的に共働き家庭が増えてきているのは事実ですし、その歩みは遅々として進まないとはいえ、保育園を整備しようとか、育児休業をとれるようにしようとか、そういう時代の流れはあるのですから。


しかし、この果ての無い細分化はなんなのでしょうね。そして、どうすればいいのでしょうね。



続きは(書く気力があれば)また今度。