「優しさ」と「思いやり」を持って、「平凡な人生」を送ってほしいんだってさ。
9/19の日経新聞朝刊に、
「優しい子に」震災後強まる
というタイトルで、以下のような記事がありました。
英会話教室を運営するGABA(東京)が7月、小学生の保護者千人に東日本大震災を受けて、子供に身につけてほしいとの思いがより強くなったものは何かを尋ねたところ、
「優しさ・思いやり」(46.8%)
「忍耐力」(33.6%)
「問題解決力」(19.9%)
「コミュニケーション力」(19.0%)
震災を受け子供の将来をどう望むかについては
「平凡に暮らせたらよい」(28.7%)
「グローバルな人材に」一割程度
「オンリーワンになって」一割程度
「ナンバーワンに」(7.1%)
とのこと。
いや、びっくりしました。だって、私の考えたことと真逆だったから。
優しさや思いやりはないよりはあったほうがもちろんよいですが、優しさやおもいやりだけでは社会の諸問題を解決できなくないですか?
平凡に暮らせたらそれは一番ですが、平凡な暮らしは誰かが護ってくれるのでしょうか?
震災後にまず私が考えたのは、自分の頭で物を考えられる人になってほしい、ということでした。
そのためには知識は必要だから勉強はしてほしいし、語学力も必要ではないのか、と。
世の中のためになるひとになってほしい、と本気で思っている私は、わが子に期待しすぎなのでしょうか。
だって、子どもたちの世代に先送りされるであろう問題っていっぱいありますもの。
それを解決できる人材が育たなかったら、まずいでしょ?
そういう難しいことはまあ誰かがやってくれるだろうからおいといて、自分の子どもには「優しさ」と「思いやり」を持って「平凡な人生」を送ってほしいなんて、そんなの可能なのかなあ。