ワーキングマザー的キャリアのヒント−親になったわたしたちのためのキャリア勉強会に参加して。

本日は、「親になったわたしたちのためのキャリア勉強会」に参加してきました。

主催者さん、まったくのボランティアにもかかわらず、さすがプロ!という内容で、、正直言って予想をはるかに超えるレベルでびっくり。かぶりえさん、本当にありがとうございました。


で、私は最近、こういう感じで、ワーキングマザー(以下、WMと表記します。この言葉ほんとはあまり好きじゃないんですが。。)が集う場所にちょくちょく顔を出していますが、WMさんたちっていろんな立場の人がいらっしゃるとはいえども、抱える悩みって結構共通してるな、と思うことが多々あります。

私が個人的に思う、こんなことが悩みを軽くするヒントになるかも?ということを以下に3点あげてみます。


1 復職1年目は辛いものと割り切る
前にこちらの記事にも書いて同意のご意見を結構頂いたのですが、やっぱり第1子復職1年目ってすごく辛いです。子どもの病気が多くて、いつになったら楽になるのか分からない、先が見えない感じもそうですが、やっぱり、以前(妊娠前、産休前)と同じように仕事ができない自分の現状にどう納得するか、どう折り合いをつけるか、という気持ちの側面はすごく大きいのではないかと思います。
子どもうまれても仕事ばりばりやるぞと出産前は思ってたけど、いざうまれてみたら子どもが予想以上にかわいかったとか、子育てが予想以上に大変だったとか、いろいろと予想外のことがあって、仕事がままならないとか。
仕事なんてどうでもいいやと思ってたけど、いざ復職してみたらやっぱり仕事ができないことがはがゆかったとか。
好きな仕事だったのに異動になってしまったとか。
納得して自ら異動を願い出たはずだったのにやっぱり心残りがあるとか。
そのへんのぐちゃぐちゃもやもやが、1年目は辛いと思います。ですので、最初の1年はまあとにかく歯を食いしばってでも耐えるしかないかな、と。すいません根性論で…


2 WM肩書きを活かそう
そんなつらーい1年目ですが、1年たって、子どもが丈夫になってきたとはいえ子育てまだまだ先が長い。「思うように仕事ができる」ようになる時期なんて、はっきりいって10年15年先の話です。
ってことがよくわかっちゃって、どうするか?
私、WMでよかったわ!と思う瞬間を作る。いやもう無理にでも(笑)
お仕事が、自分の子育て経験がストレートにいきてくるような職種の場合はまあいいかもしれませんが、そうでない場合、WMになったことが仕事に好影響だわ、と感じられる瞬間があんまりなくて、むしろ「時間が無い」とか「チャンスが少ない」そういうマイナス面に目がいきがちではあるのですが、そこをなんとか(笑)発想を変える。

私の場合、社内の先輩WMが作ってくれたランチ会があり、その場で、いろんなママ社員さんたちとお知り合いになれました。「私、WMってことでこんなに社内に知り合い増えたわ!」とか。
勤務先にそういうのがないひとは、WMが集う場所に出かけていってお話したりすると、「WM」っていう肩書き持ってることで、こんなにいろんな人と親しくお話できるんだ!ってちょっとうれしくなったりします。
WMさんとばっかりお話してると視点が偏る可能性もあるのでそこは補整する必要があるかもしれませんが、まあたいていは社内でマイノリティだから、たまにはつるむのもいいかと(笑)


3 業務外活動をしてみよう
仕事と家庭でいっぱいいっぱいなのにそんなことするひま、ない・・・というお気持ちも分かりますが、そこを無理にでも。(笑)
今回みたいな、社外のWMさんとの集いなんかに参加すると、自分の勤務先の意外と恵まれている点だとか、みんな同じような悩みを抱えていることだとかがわかってなかなかよいです。
ということでまずは参加する。
更には、企画側に入れるとまた面白いかもです。
私の場合、中学高校のOGと在校生を集めて「仕事について語る会」をやろうと、現在準備中です。(まあ、友人にけしかけられたのですが。)
運営側に回ると、「自分って意外とこういう能力あったんだ」って気づいたりします。
この会は始めてまだ間もないのですが、「私にも多少はプロジェクトマネジメント的な能力が身についていたのかもしれない」と一人で喜んでいます。
WMさんの場合、周りと比較して、自分にはスキルや経験が足りないとか思いがちな気がするのですが、外に出てみると、自分が仕事上でなんらかの能力をちゃんと身に着けていたことを再発見できたりするかもしれません。
そもそも、自己実現とか承認欲求みたいなものを、公的な仕事のみで満たそうとするのは、(WMのみならず)無理があるんじゃないかと思います。
こうやって業務外活動に熱心になりすぎると本業がおろそかになるかもしれませんが(笑)、でもいつか本業のほうにも役に立つ瞬間がくるかもしれないし。


最後にですが、自分で言うのもなんだけど、「仕事と家庭の両立が…」とかって悩むのって、たいていはみなさんすごくまじめな方なんじゃないかと思います。

「育児中で時短とかできてラッキー!なるべくこのまま腰掛けでいこうっと!」とかも思えず、「子育てなんてだれか適当にやっといて!仕事命!」っていうわけでもなく、どっちも大事で。それってまあ欲張りともいうんだけれど(笑)、自然といえば自然なこと。

折り合いつけるのが一番難しいのは自分の気持ちだったりしますが、「もっとてきとーに仕事したり子育てしてるひとだっていっぱいいるんじゃないか?」と思ったりしてみるのもいいかもしれませんね。あ、いいすぎでしたか?すいません。


というわけでみなさん適当にがんばりましょうね。